加東大介!

日中は梱包作業や目録の打ち込みなど。
夕方から知人宅で映画鑑賞会。
と、その前に10分だけブックオフ田中長徳『東京ニコン日記』(アルファベータ)、荒木経惟『すべての女は美しい』(大和書房)、高木ブー『第5の男 どこにでもいる僕』(朝日新聞社)をそれぞれ105円で購入。高木ブー、高校の先輩だったことをはじめて知る。
今夜の映画は、成瀬巳喜男監督作品「女が階段を上る時」。鑑賞メンバーは、マンガ原作者、雑誌編集者2人、フリーの編集者と古本屋(私)。
女が階段を上る時」は初見。120インチのスクリーンで堪能する。主演は高峰秀子だが、他の代表作品と違って、男たちがリアルに描かれているのは菊島隆三の脚本だからだろうという話になる。森雅之加東大介、中村雁治郎、仲代達矢がバーの客としてママの高峰秀子に惚れるのだが、中でも加東大介の演技と存在感が絶品。「七人の侍」など黒澤明作品、小津作品、「陸軍中野学校シリーズ」「社長シリーズ」など、名バイプレーヤーとして数えきれない程の作品で印象的な役を演じた加東大介だが、「女が階段を上る時」の関根役はすごい。さすがだなあ。