映画ファンド・オンブズマン
3冊だけせどり
品川税務署から、品川区役所をまわり、書類の提出など。
大井町でブックオフの目の前を通ったので、時間が惜しいと思いながらも、素通りできずに入っていしまった。いそいで店内を一周する。
100円で3冊、笑福亭鶴光『続・かやくごはん』(ペップ出版)など購入。
映画ファンド
映画製作費を投資した会社や個人が、映画がある程度ヒットした場合に利益を受け取ることができる映画ファンドが盛んだとテレビが報じていた。
映画製作会社はリスクを軽減できるし、投資した側はヒットすれば利益を得られるということで一見すばらしいシステムのようである。実際に成功する例もたくさんでてくるだろう。
しかし、ひとつ気をつけなければならないのが、特に個人を相手にした映画ファンドである。映画製作費の中には外側からは見えにくい部分が多くある。本当に製作費の枠に入れていいのかと疑いたくなうようなお金もかなり多く出ているかも知れない。
また、例えば製作費が5億円だということで配当金が計算されているとしよう。しかし、ぴったり5億円なんて本当はありえない。予算の段階ならともかく端数のない製作費はおかしい。
個人投資家が領収書までチェックできるくらいオープンな関係があって、はじめて、個人を対象にした映画ファンドだといえるのだと思う。
騙そうと思えば、例えば10億円の総製作費のうち6億円を映画ファンドで調達すると発表しておきながら、実際には6億円調達したにも関わらず、9億円で製作するということも可能なのだ。
個人を対象にした映画ファンドには、映画ファンド・オンブズマンが必要になってくるのでは、と思う。