悪習慣

美術書を扱っていると、大学や美術館などからの注文もけっこう多い。

こうした「公費」での注文の場合、見積書、請求書、納品書を書くように指定されるので、「見積書」と「請求書・納品書」をアスクルで購入して、常にスタンバイしてあるのだが、「日付け空欄」でそれぞれの書類を書くように頼まれることがある。これまでに何度もあった。

普段の商取引では「日付け空欄」なんてありえないから、
「うちでは日付けを入れることにしています、空欄ではお売りできません」と言うことにしている。
すると、「では、入れて下さい」と答えてくる。

年間の予算が決まっているから、あとで空欄に日付けを書き足して調整するのか、それともそのまま使うのか知らないけれど、もう、そういった悪習慣はやめませんか、と言いたい。

「公費」って「税金」だよ。
書き足したら私文書偽造だと思うし。

でも、正直なところ、1,000円、2,000円の注文だからそんなことが言えるのであって、これが、10万、100万といった注文だったら「空欄ではお売りできません」と言えるのか。

きっと「ありがとうございます」としか言えないだろうな。