出張買取で小津本多数

出張買取で小津、黒澤

午前中から代官山まで出張買取。
黒澤明小津安二郎ヴィスコンティなど、目録の内容にも自分の好みにもストライクのど真ん中でうれしい60冊ほど。

買取り価格で4つにわけて、これがいくら‥‥、と説明していったら、「そんなに価値があるのですか」といわれてしまった。また喜ばれてしまった。聞けばまとめてもらった本だということで、御本人はあまり高いと思っていなかったようで、まあ、もっと安くても喜ばれたみたいだけれど、実際、良い本が多かったので、これでよい。

小津安二郎 東京物語』(リブロポート)、『作家主義 映画の父たちに聞く』(リブロポート)、都築正昭『生きる 黒澤明の世界』(マルジュ社)、『ヴィスコンティ・フィルムアルバム』(新書館)など、近日中にアップの予定。

途中、中目黒で立食いそばを食べて帰宅。
早速、今日買い取った本を拭いて、目録を入力する。

少しのどが痛いので、イソジンのうがい薬でうがい&のど飴。

2冊読了

伊藤昭久『チリ交列伝 古新聞・古雑誌、そして古本』(ちくま文庫
なんの知識も持たずに買って読んだのだが、かなり楽しんだ。チリ紙交換やりたくなった。やらないけど。
著者は、私が何度か行ったことのある三宿の交差点の近くにある古本屋さん・古書いとうの店主だということも、読んではじめて知る。
かつてはチリ紙交換によって回収された本が、街の古本屋さんにとって、重要な仕入れだったというのも、とてもいいことだなあ、と思う。今は自治体が集めて処分してしまうので、そこに貴重な文献があっても、基本的には手は出せない。実際には回収している業者がいるようだけど。

野村宏平『ミステリーファンのための古書店ガイド』(光文社文庫
これはすごい。すごいと聞いていたけれど、本当にすごい。よくぞここまで。
しばらくは携帯することに決定。