五反田遊古会で10冊

 午前中、南部古書会館へ。今日は五反田遊古会。
 1階、2階ともじっくり見るが、収穫にはやや不満。いい本は買えたのだが、できればもう少し安く買いたかった。
 東野英治郎『じゃが芋の皮のむけるまで』(未来社)、岡田晋『シナリオの設計』(ダヴィッド社)、岡本太郎『日本再発見』(新潮社)、高階秀爾『芸術のパトロンたち』(岩波新書)、西村雄一郎『巨匠のメチエ』(フィルムアート社)、『1953年鑑代表シナリオ集』(三笠書房)、玉川一郎編『風流落語選』(金園社)、三遊亭円楽『円楽、親父を叱る』(芳文社)。
ここまでで少し物足りなかったので、床に積んであった『新建築』のバックナンバーから2冊選ぶ。
『新建築1967年12月号』(新建築社)は、帝国ホテルの特集。フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルがいよいよ取り壊されるということで、写真・図面満載で28ページの特集。
『新建築1960年3月号』(新建築社)には、前年に完成したライトの遺作、グッゲンハイム美術館が16ページにわたって紹介されていたので、これも買い。
ところでこの手の雑誌には建材などの広告がたくさんのっているのだが、60年3月号にはこんな広告が。
「トムレックス吹付石綿 吸音・断熱・耐火材」

明日から夏休みということで3連休。
基本的に土曜、日曜、祝日は休みなのだが、明らかに疲労がたまっているので、古本うさぎ書林開業以来、はじめて夏休みを宣言。といっても過ごし方は変わらないのだけれど、精神的に休まるかなと思って。