吉沢深雪の絵を描く暮らし

豪華な本よりも

午前中は車でとなりの大田区まで出張買い取り。電話で話した雰囲気からきっとあると思っていた大判の美術全集が本当にあった。それと百科事典とベストセラー小説。ある世代の典型的な蔵書パターンである。冊数も「100冊はある」と言われ、それなら300冊はあると予想したが、500冊はあった。持ち主はすでに故人。故人の人格を否定しないようにできるだけ丁寧に、大判の美術全集や百科事典など、一見豪華な本について買い取れない理由を説明したが、はたして納得していただいたかどうか。「雑誌などはないですか」と聞いてみたがすでに処分してしまったとのこと。誰もがとっておく豪華な本よりも処分の対象になる雑誌などの方がいいことがあるのだが、なかなか難しい。
文庫や新書、それに浮世絵関係の本、展覧会の図録などを選んで300冊ほどしばる。少しでも天気が回復していたら車に運ぼうと思っていたが、雨脚が強く、玄関に車が近付けない家だったので、後日改めて来ることにする。

谷内六郎の『週刊新潮』を

帰り道、ダイシン百貨店に寄る。谷内六郎表紙の『週刊新潮』をそのまま額装できる額を見つける。ジグゾーパズル用のものなので、週刊誌の厚さならば対応できそうだ。メーカー小売希望価格3割引だったので5つ購入。これに額装して、ハートランドに持っていってみよう。実際に展示する場所に置いてみていい感じだったらジグゾーパズル用の額でいいかもしれない。
 帰宅後は疲れて何も手につかずぼんやり過ごす。夜もめずらしく9時に就寝。しかし、2時すぎに目がさめてしまい、日記を書く。メールの返事は明日。

うちのカミさんが

吉沢深雪著『吉沢深雪の絵を描く暮らし』(講談社)が、まもなく発売。いい本。楽しい本です。1997年にはじめて『バスタイム』(ブロンズ新社)を書き下ろしてから28冊目の著書。もう28冊目かあ。
こっちは『インターネットで古本屋さんやろうよ!』(大和書房)の1冊のみ。よく「続編は?」と聞かれる。しかし、いまひとつ企画書を書く気になれないでいる。

吉沢深雪の絵を描く暮らし (講談社の実用BOOK)

吉沢深雪の絵を描く暮らし (講談社の実用BOOK)