栄光の三流映画

昨日阿佐ヶ谷の古本屋さんから古本うさぎ書林の商品を置いていただけるというメールがあった。ハートランドhttp://www.heartland-books.com/]の棚借が12月1日で終了するのでさみしいと思っていたところ。ネット以外で常設で販売できるお店が継続できてうれしい。
ところで数カ月前のこと、DVDなどを販売しているショップから古本を置きたいというメールをもらった。ネットで検索してみるとアダルトが中心のDVDショップのようだが、まずは打ち合わせをしてみようと担当者にアポを取って横浜まで足を運んだ。ところが約束したはずなのにメールをくれた担当者は不在。店長が出てきて「話は聞いています」ということだったが、「品切れになった本は、すぐに追加できるの?」と聞かれたりしてどうも要領を得ない。「古本なので、基本的には同じ商品の追加できませんが、売れ筋のジャンルをできるだけ揃えることはできます」と答えると、「えっ!古本なの?」てな感じ。ぜんぜん話が通じていなかった。最悪。「よく考えてからまた連絡してください」と言い残してきたが、案の定、それ以降連絡はない。
しかし店長の言っていたことで「なるほど」と思ったことがある。アダルトDVDを販売しているお店だというので、古本うさぎ書林の在庫から、それらしい本(例えばアラーキーの写真集など)を見本として持っていったのだが、店長の口からは意外な言葉が。それは「手品の本はありませんか?」というリクエスト。つまり「うちの商品は使えるかどうか、実用的かどうかなんです」。「手品で女の子を喜ばせようというお客さんが想定できる」ということなのだ。なるほど「実用的」か。

今日の新着本は映画関係26点。御園京平/編「栄光の三流映画 子供五銭の活動」(活動資料研究会)、「クラシック映画ニュース 68冊セット」(無声映画鑑会)の2点はなかなか希少です。