取手古書モール

kenji-books2006-01-02

1日の午後から実家のある取手に帰省して一泊し、今日の深夜に帰宅する。
自宅についたら、まず、昔の8ミリフィルムをDVDにしてあげようと思っていたので、それを探す。昭和37年の両親の結婚式と新婚旅行を撮影したモノクロ8ミリフィルムと、私が子供の頃にタイのバンコクで暮らした1970年代後半のカラー8ミリフィルムがすぐに見つかった。
探している途中、自分の実家にはないと思っていたかなり古そうな古書も見つける。
父も亡き祖父も水道・土木関係でそれなりの地位の人なので、以前はもっとあったのかもしれない。とりあえず「これは!」と思った本を2冊だけもらってきた。「自分の見立てだと、2冊で売り値が7万円くらい」と言ったら驚いていたが、見れば見る程いい本だ。
鷹部福平監修『世界橋梁寫眞設計圖説』(正興館)と『帝都復興事業誌 建築篇・公園篇』(復興事務局)。どちらも昭和6年の発行。『帝都復興事業誌』には、当時の東京と横浜の復興計画地図が6枚ついていて、その状態がとてもいい。まあ、しかし、こうして復興した都市も空襲で全部焼けてしまうのだけど。それが悲しい。

そして、取手に帰ってきたら、取手駅東口すぐ近く、カタクラショッピングプラザ2階にある取手古書モールへ。一応、これが今年の初せどり
景山哲夫『獨逸の戦争目的 欧洲新秩序の輪郭』(大同印書館、昭和16)400円、『都民生活の道しるべ 役所のことなら何でも』(都政相談所、昭和26)210円、北村喜八『ヨーロッパ演劇巡禮』(日本教文社、昭和26)400円、佐藤桂一『東京の明治村』(現代出版社、昭和55)200円、などなど11点。
いい本が買えて大満足。
私にとって取手古書モールは、いちばんの取手の名所になっている。