円空
朝から南部古書会館へ。本の散歩展で「円空と木喰」や写真展の図録など10冊ほどせどり。出店していた揚羽堂さんと古書わらべさんと早めの昼食をとり、神田へ。明治古典会で入札。あまり欲しいジャンルの本がなく、弱気に入札（結局、買えなかった）。
上野へ出て、国立博物館で「特別展 仏像 一木にこめられた祈り」を観る。仏像だけの展覧会だからそれほど混んでいないと思ったら、けっこうたくさんの人出だった。いいことだなあ。
どれもすばらしかったが、目当ては円空の仏像。荒々しいノミ目が美しいすぎる。目の当たりにするとノミの音がカーンカーンと聞こえてくる。この不思議な感触は実際に見ないとわからない。それにしても高賀神社の像は何でこんなに細長いのだろう。ジャコメッティもびっくりだなあ、きっと。
図録もよくできていたので購入。一木彫の全容がわかる丁寧はつくりだ。
帰宅してメールをチェックすると、注文数十冊。うれしい。
