新文芸座

朝から全速力ノンストップで最寄りの駅まで走る、走る。
なんとか池袋まで直通の電車に乗ることができて、予定通り映画を2本見ることができた。新文芸座黒澤明の「デルス・ウザーラ」と「どですかでん」の2本立。久しぶりの名画座。文芸座は「新」になってからはじめて。スクリーンはひとつになってしまったけれど、相変わらず通いたくなるようなプログラムだなあ。5月には先日亡くなった岡本喜八監督の特集上映もあるし。今日もけっこう席が埋まっていた。
二十歳のころには都内の名画座をはしごして、1日に4〜5本見たりしたこともあったけど、もう無理。時間も体力も。でもやっぱり名画座独特の空気はいいね。

今日の目的は「デルス・ウザーラ」をスクリーンで見ること。これでやっと黒澤明監督の全作品を映画館で見ることができた。卒論を書く資格をもらったような気分。「デルス・ウザーラ」、35ミリだったけれど、一応全作品ということで。
物語も台詞もだいたい頭に入っていたので、できるだけ映像に集中するようにした。ソ連でこれだけの仕事ができたのだから、やっぱりアメリカで本格的に撮って欲しかったなあ、と改めて思う。
そういえば「デルス・ウザーラ」をアメリカで公開したのはロジャー・コーマンだと彼の自伝に書いてあった。

さて、2本見終わったら、もう3時。すぐに帰宅して、メールチェック。注文があったのですぐに梱包して郵便局へ。なんとか窓口が閉まる5時に間に合った。

深夜、子供たちが寝てから見積もり依頼の返事や梱包など。先日の落語関係の新着本、今日も売れる。いい商品をちょっと手頃な価格で出すと本当によく売れる。よく見てるなあ。ありがたいです。