竹筋コンクリート

朝起きてメールをチェックするが、大量の迷惑メールの中に注文は1件のみ。梱包、あっという間におしまい。
せっかくなので、でかけることに。
まずは、岡本太郎の壁画「明日の神話」[http://www.ntv.co.jp/asunoshinwa/index.html]を見るため、汐留の日本テレビへ。しかし、雨天のため、作品を見ることができなかった。残念。そういうものだったのか。
続いて上野の東京国立博物館へ。「若冲と江戸絵画展」[http://www.jakuchu.jp/]を見る。すばらしかった。美しかった。展示方法もよかった。

午後帰宅し、本の整理。
大正時代、昭和戦前の建築土木関係の本を新着本としてアップする[http://www.miyukisha.co.jp/huruhon147.html
]。
お気に入りは、昭和17年発行の細田貫一著『竹筋コンクリート工』(修教社)。「鉄筋コンクリート」ではなく、「竹筋」である。「支那事変が勃発以来一般の土木建築工事用材料中特に鉄鋼材の入手が極度に困難となり」ではじまるこの本は、鉄の代わりに、竹を代用品とするための建築工法の本だ。中を読むといかにそれが難しいかを述べた後に、工法の詳細が解説されているのだが、強度不足だったことは間違いないだろう。戦災にあわなかった地域に行けば、竹筋コンクリートの建築はまだ残っているのだろうか。もちろん外見ではわからないだろうが、ちょっと興味深い。

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